親父のトホホなつぶやき

夫婦に子供二人というごくありふれた我が家の日々の出来事を、父親が情けなくつぶやきます。

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見えない波

私達一家が九重町で雪に大騒ぎしている頃富山では大変なことが起こっていましたね。
高波が発生して死者2人、重軽傷者11人、220軒以上の建物が被害を受けています。
いつものオイラなら自然を舐めるな!と書いてるところなんだが...。
台風とかなら新聞やテレビ、ラジオで予報が繰り返し流されますからあらかじめ自分で警戒できます(というよりも警戒しなければならんのだが)。
しかし、今回はそうではないようです。
キーワードは寄り回り波
今日はこれについて書きます。
寄り回り波って言うのは富山湾で使われている言葉でございまして、簡単に説明すると雨風がおさまったあとにいきなり打ち寄せる波のことです。
これ被害というのは富山湾ではかなり昔からあるようです。
天気も良くなったので漁にでも出ましょうと準備しているところにいきなり高波が来たり、釣りでもやりましょうかとしてたらいきなりの高波に道具を全部さらわれたなんて話は結構あるようです。
あれだ、悪かった天気が良くなったって言うのが曲者です。
(気象学的な難しい話は置いといて)日本海で強い風が吹いてうねりが発生しそれが富山湾に到達すると高波に化けるわけですな。
私は釣りをしませんが釣りをする知り合いから聞いた話ではうねりっていうのが怖いそうです。
一般的に言われている波って言うのは海水が風で動かされて見た目にもはっきりと波と分かります。
風が吹き続けている限りこの波はどんどんと風下に伝わっていきだんだんと大きなエネルギーを持つようになり、そのうちにこの波が風が吹いていない場所にも伝わっていきます。
風がある場所で起きた波なら先ほど書いたようにその波のてっぺんが白く崩れて波と認識できますが風のない場所まで到達した波は動き自体はゆったりとしたものでその波長はかなり大きいものになっていますが、これはちょっと見ただけではそれとは分かりません。
これがうねりです。
普通の(一人用の)縄跳びと長縄跳びの動きを思い浮かべてみると分かりやすいと思いますが普通の縄は小さな力で速く回すことができますが長縄とび用のは結構力がいる割にはゆっくりとしか回りません。
ゆっくりと回っていますがその回転のエネルギーは結構なもんです。
同じように、ゆったりと動く波は結構大きく動いていると思ってください。
うねりがある、これがひとつ目のポイント。
そしてもうひとつは富山湾の地形にあります。
富山湾は水深が結構あるんですがこれが岸に近づくと急に浅くなっています。
(海の中にがけがあると思ってもらったらいいかもしれん。)
これが遠浅なら波が岸に近づくにつれてエネルギーは徐々に失われていきます。
これはどういうことかというと海の底と海面では波の動くスピードが違います。
下のほうでは海底に接している分スピードは遅く、上の方はなんの抵抗もないのでどんどん進みます。
進むのはいいんですが行く先のほうにはもう海水もありませんし、上の波を支えているものがなくなるのでそれ自体が崩れてしまいます。
富山湾はどうかというと深いままですから波のエネルギーは失われずに岸に近づいてきます。
岸に近づきいきなり浅くなりますからそのエネルギーが一気に高波となって現れるわけです。
初めの方で雨風がおさまったあとにいきなり打ち寄せる波と書きました。
要するに、沖のほうで雨風によって起こされた波が天気が良くなった頃にようやく岸に到着したというのが寄り回り波の正体なんです。
繰り返し書きますがうねりというのは気をつけて見ていなければはっきりとは分かりません。
白い波頭すら見えないのですからそらあもう、不意を付かれたといってもいいくらいです。
今回の富山の高波が予想しようと思えば出来たのかどうかは分かりませんが自然というのはなんとも怖いものだということを再認識しました。
この波による被害は過去にもあったのですからなんとか観測技術を向上させて確実な高波予想というのを一日も早く実現して欲しいものです。
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テーマ:日記 - ジャンル:結婚・家庭生活

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