親父のトホホなつぶやき

夫婦に子供二人というごくありふれた我が家の日々の出来事を、父親が情けなくつぶやきます。

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夢の少年

高材疾足(こうざいしっそく)
(高材は高才とも書き)優れた才能や技術の持ち主のこと。
高材は優れた才能もしくはその持ち主、疾足は足が速いという意味。
出典は史記〔淮陰侯伝〕。
鹿を捕まえるのなら(これは天下を取るために戦うという意味で、別に鹿を逐うという言い回しがあります)足の速い人間の方が適しているということですね。
この間も書いたかもしれんがことわざ、慣用句なんかと違って四字熟語は見たこともないようなのが多うございます。
いかに本を読まないかをばらしているようなもんですな。

さて、昨日も予告したように今日は昨日の夜(正確には昨日の明け方)に見た夢のことを書きましょう。
あんまり細かいことまでは覚えていないんですが大体のことが伝わればいいだろうということで書きますね。
ということでへいたのラブラブ夢日記始まり~

二階の窓からは初夏の風に揺れている柿の葉が見えていた。
枝が揺れているほどには風は強くないのか少し古びた一軒家の部屋の中でも風の音は聞こえない。
「よく来てくれました。」
小学生なのかそれとも中学生なのか、顔にあどけなさの残るこの少年は少し大人びた口調で私に話しかけた。
窓の近くには木製の机が置いてあるがしかしその上には何もない。
私の後ろには私が先ほど入ってきたこの部屋の入り口がありその扉の脇にファクス機能付き電話が一台、そしてまたその隣にはガラス戸付の大きめの本棚がある。
それにしても見事なまでに何もない部屋だ。
この部屋の持ち主は一体誰なのだろうか。
この少年...でもなさそうだが。
なぜ私がそこにいるのか、そして今ここに一緒に居る少年は誰なのかそれは大事なことではない。
問題はなぜ私がこの少年と一緒にいるのか。
私の息子でもなければ私の弟でもない。
それとも過去に彼と会ったことがあるのだろうか。
いや、こんな小生意気な男の子など知らない。
この子はなぜこんな季節にセーターなど着ているんだろう。
「あの、よく来てくださいました。」
少年は私を見上げて再びそう言った。
さっきの言い方はまずかったと思ったのだろうか、あるいは私が黙ったままだったからなのか。
私にしても彼と何を話していいか分からない。
ここにいる理由―ここに呼ばれた理由といってもいい―など知らないし今までこんなところに来たこともない。
そんな私が何を彼と話せばいいのか...そもそも私は誰なのだろうか。
少年は私の目を見つめたまま口を開いた。
「出るんです」
出る?
こんな場面で出るといえば幽霊と相場は決まっている。
ネズミやゴキブリではなく、タケノコでもなかろう。
そう、あの小説もあのテレビもあの映画もこんな時には幽霊が出るもんだ。
ただ出るにしても順番というのがあるだろう。
最初は主人公と誰かの関係の説明があってそのあと少しずつ何か事件があり、その上でようやく幽霊登場となるのが王道であろう。
(そもそも今誰が主人公なのかも分からないのだが)
おそらく幽霊だろうと思いながら私は聞き返した。
「出る?何が?」
こう聞き返すのが大人の対応というものだ。
「この部屋には住んでいるんです、霊が。」
つぶやくように小声で答えた少年はそっと辺りを見回した。
「幽霊が住んでいる?」
思っていた通りの答えが返ってきたがワザと大げさに驚いてみせた、まるで少年の機嫌をとるように。

  〔後編へ続く〕
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テーマ:日記 - ジャンル:結婚・家庭生活

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